生きづらさの取扱説明書

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すぐ怒るヒステリックな母親…苦しみの末に取り組んだ4ステップの関わり方

こんにちは、結城ぱいんです。

はじめましての方は、ごあいさつもぜひ覗いてください。

 

今日は親との関わり方をテーマにします。

10代の頃、家庭において特に悩んだのが母親との関係です。

というのも、私の母親はヒステリックになり、すぐ怒ることが度々あったのです。

 

SNSなどを見ると、私と同じように、ヒステリックな母親との関係に悩む方が多いようですね。

そこで、ヒステリックですぐ怒る母親に対し、苦しみながら少しずつ関係改善に取り組んだ話をしようと思います。

 

私の母親のヒステリックな行動の特徴

 

ヒステリックな母親は、どのような行動を取るのでしょうか?

全員こうだと決めることはできませんが、参考として私の母親の場合についてご紹介します。

似たような経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

 

①すぐ怒る

 

まず、とにかくすぐ怒ることが挙げられます。

あまりにもすぐ怒るので、どこで地雷を踏んでしまったのか、こちらは察することすらできません。

いつ怒り出すかとヒヤヒヤしながら生活していました。

 

②大げさな行動をとる

 

すぐ怒るだけでなく、その怒りによって大げさな行動を取ることも特徴です。

大人とは思えないくらい大声で泣きわめいたり、叫んだり、倒れ込んだり、死をちらつかせたりすることもありました。

そんな母親を見ていると、精神的に参ってしまいます。

 

③急に黙って無視する

 

そして、大げさな行動を取ったかと思えば、急に黙って無視することもありました。

こちらが話しかけても一切反応しない、そんな態度が何時間も続きます。

小さい頃からこのように無視され、手を振り払われたりしていたため、それがちょっとしたトラウマになっています。

 

④よく被害者ぶる

 

最後に、よく被害者ぶるという特徴もあると思います。

ちょっとしたことですぐ怒るのですが、それを本人は「私は子供に追い詰められている」と思っているようでした。

そのため、こちらが加害者ということになってしまい、私は長い間罪悪感に苦しんできました。

 

母親のヒステリックな性格の原因とは

 

すぐ怒って大声を上げるヒステリックな母親のことを、「性格が悪い」と片付けるのは簡単なことです。

しかし、そんな不安定な性格には、母親自身が抱えている問題がありました

 

主治医やカウンセラーに相談したところ、私の母親にはこのようなトラウマがあるのではないかと指摘されたのです。

 

  • 母親自身がヒステリックな親に育てられた
  • 小さい頃から傷つきながら成長した
  • 自分を否定されるのが怖い

 

そして私のケースでは、心の不安定な母親が発達障害の私を育てなければならず、ふたりで苦しむことになっていたようです。

私は精神医学や心理学に詳しくないのですが母親を責めることで解決する問題ではなさそうだと思いました。

 

その後は何年も苦しむ日々続きましたが、私は少しずつ、ギクシャクした関係を受け入れながらも母親と分かり合おうとするようになったのです。

Check!

ヒステリックな母親自身も苦しんでいるのかも!

 

私が母親と付き合う時に気をつけていること

 

さて、母親自身も辛い気持ちを抱えているとはいえ、ヒステリックな行動に耐え続けるわけにはいきません

しかし、だからといってぶつかり続けるのも嫌でした。

 

そこで、私は以下のようなポイントに気をつけながら母親と付き合い、関係改善しようと頑張りました。

 

①つられてヒートアップしないようにする

 

何かとすぐ怒る母親ですが、つられて私までヒートアップすると余計に怒らせることとなってしまいます。

そこで、なるべく冷静でいるよう心がけました

もちろん、常に落ち着いて接することができるわけではないのですが、意識だけでも変えることで多少は状況がマシになったと思います。

 

②自分の気持ちをキッパリと伝える

 

また、母親のヒステリーに怯えることなく、自分の気持ちをキッパリと伝えるようにしました。

昔は怯えるか爆発するかのどちらかだった私が、「怒らないでほしい」「冷静に話し合いたい」と言えるようになったのは進歩です。

ただ、あくまでも母親の行動に対して「やめて」と伝えるだけにとどめ、「お母さんなんて嫌いだ」などと母親の性格を否定するようなことは言わないことが重要だと思います。

 

③時間が解決するのを待つ

 

私自身、発達障害双極性障害で精神的に不安定です。

そのため、どうしても母親とうまく付き合うことができない日もあります。

そんな時に母親が怒りはじめた場合は、しばらく別々の部屋で過ごしたり外出したりして、時間が解決するのを待ちました

お互いに落ち着くまでは、気分転換の時間だと割り切ることにしたのです。

 

④自責の念や罪悪感は振り払う

 

最後ですが、一番大事なことは罪悪感を振り払うことだと思います。

泣いて怒る母親を見ると、どうしても「私が怒らせてしまった」「私のせいで苦しんでいる」と思ってしまいがちですが、そのような気持ちにはなるべく蓋をするようにしました。

といっても、自分ひとりでこういった罪悪感に立ち向かうのは大変なので、主治医やカウンセラーにかなり助けられたと感じています。

 

【番外編】どうしても母親に耐えられない時は?

 

私の母親は問題をたくさん抱えてはいたものの、もともと私のことが憎いわけではなかったのが救いです。

そのため、ふたりで苦しみながらも、落ち着いて話せる時にはたくさん話し合って前に進んできました

 

しかし、もっと自己中心的な母親も世の中にはいると思いますし、ヒステリーの度合いがひどすぎて手に負えないというケースもあるでしょう。

どうしても母親に耐えられない場合は、引っ越して着信拒否するなど、強制的に距離をおくことも手段のひとつかもしれないと私は考えます。

 

憎しみが爆発する前に関わるのをやめた方が、関係が悪化せずに済み、結果的に母親と向き合えるようになる可能性も高まるのではないでしょうか。

 

ヒステリックな母親からは自立することが大事

 

カウンセラーの話では、ヒステリックですぐ怒る母親は、ある意味子供に依存しているといえるそうです。

私の母親もきっとそうでした。

そのため、不完全なりに私が自立することで、少しずつ関係が改善していったと感じています。

 

それに、ヒステリックですぐ怒る母親と心の距離が近いと、子供の方もどんどん辛くなっていくでしょう。

必要に応じてカウンセリングなどの助けを借りながら、潰れてしまう前に自立することが大事なのかもしれません。

 

ちなみに、家庭環境が私の性格に与えた影響と、同じような思いをする前に相談すべき窓口は以下で紹介しています。

 

yuukipine-lifelog.hatenablog.com

 

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