こんにちは、結城ぱいんです。
はじめましての方は、ごあいさつもぜひ覗いてください。
今でこそXジェンダー・パンセクシャルの自分を受け入れている私ですが、性自認や性的指向に違和感を覚えた中学生の頃は、毎日胸が苦しくてたまりませんでした。
そして、この記事を読んでくださっている方は、きっと同じように悩みを抱えているのだと思います。
今回は、悩み相談をしたいLGBTの方に向けて、電話やチャットで話を聞いてくれる窓口をまとめました。
なお、記載している情報は2022年6月現在のものなので、最新の情報については各窓口のWebサイトを確認してください。
- 電話でLGBTの悩み相談に乗ってくれる窓口3つ
- チャットでLGBTの悩み相談に乗ってくれる窓口3つ
- 各自治体にもLGBTの悩み相談窓口が増えている
- SNSで同じ悩みを持つLGBTと繋がるのもおすすめ
- 【番外編】そもそも自分がLGBTなのか分からない時は?
- 辛い時は遠慮せず電話やチャットで相談を
電話でLGBTの悩み相談に乗ってくれる窓口3つ
胸が押しつぶされそうな思いをするLGBTの方にとって、電話でリアルタイムに悩み相談ができる窓口はとても心強いのではないでしょうか。
不安な時には、人の声を聞くだけで落ち着くという方も多いはずです。
そこで、まずはLGBT向けの電話相談窓口をご紹介します。
よりそいホットライン(電話)
どんな困りごとでも幅広く相談できる窓口です。
対応している悩みごとの中に「性別の違和や同性愛などに関わる相談」という項目があり、安心して相談できます。
フリーダイヤルなので、電話代が気になる学生の方に特におすすめです。
私もお世話になったことがあり、とても励まされました。
電話番号:0120-279-338
受付時間:24時間365日
URL:https://www.since2011.net/yorisoi/
レインボーホットライン
LGBTの悩み全般を相談できる窓口です。
相談に乗ってくれるのは、LGBT当事者や理解ある支援者の方です。
こちらもフリーダイヤルで、電話相談だけでなくLINE相談も実施しています。
電話番号:0120-51-9181
受付時間:第1月曜 19時〜22時(LINE相談:毎週月曜 19時〜22時)
URL:https://proudlife.org/hotline
AGP ON LINE
LGBTやその家族の悩み相談に乗ってくれる電話窓口です。
医師や心理士などの専門家が悩みを受け付けてくれるので、安心して話ができると思います。
心の問題にも対応してもらえます。
電話番号:050-5806-7216
受付時間:毎週火曜 20時〜22時
URL:http://www.agp-online.jp/Tele_Counseling.html
チャットでLGBTの悩み相談に乗ってくれる窓口3つ
次に、チャットでLGBTの悩み相談ができる窓口をご紹介します。
電話で話すと緊張する方や、悩みを家族に聞かれてしまわないか心配な方は、ぜひチャットを活用してみてください。
よりそいホットライン(チャット)
先ほどご紹介したよりそいホットラインのチャット版です。
リアルタイムのチャットに対応している時間帯は限られていますが、メッセージ自体は
いつでも送れるので、辛い気持ちをすぐに吐き出せるでしょう。
受付時間:24時間365日(返答は毎週水曜・金曜・日曜 16~22時)
URL:https://comarigoto.jp/
あなたのいばしょ
LGBT専門ではなく、どんな方でも幅広くチャットで悩み相談が可能な窓口です。
ではなぜ今回おすすめするかというと、性別の回答時に「男性」「女性」だけでなく「その他」「答えたくない」という項目を選べるからです。
性別について配慮されているので、LGBTでも安心して悩み相談できると思います。
受付時間:24時間365日
URL:https://talkme.jp/
にじーず
LGBTの中でも、中学生・高校生・大学生といった若い年代向けの一般社団法人です。
全国的に活動している団体で、イベントも行っています。
悩み相談はTwitterの匿名質問箱に投稿する形なので、チャットに分類していいかちょっと迷ったのですが、軽い困りごとや疑問を気軽に相談したい方におすすめです。
受付時間:24時間365日(返答は毎週水曜・土曜)
URL:https://24zzz-lgbt.com/join/
各自治体にもLGBTの悩み相談窓口が増えている
以上、電話とチャット合わせて6つの相談窓口をご紹介しました。
ただ、相談が殺到した日はなかなか対応してもらえないこともあります。
そんな時は、住んでいる自治体のホームページを確認してみてください。
役所の相談窓口や、地域の行政と連携しているLGBT支援団体が見つかるかもしれません。
参考までに、私が住んでいる名古屋市では、男女共同参画推進室がLGBT向けの相談日を設けています。
SNSで同じ悩みを持つLGBTと繋がるのもおすすめ
最後に、SNSという手段があることもお伝えします。
SNSを利用するメリットは2つあります。
- 匿名で利用できるので、LGBTであることをオープンにして仲間を探せる
- 専門の相談員とは違い、友人のように気軽に話せる
もちろん専門家に相談するのも大切なことですが、うまく言葉にできない漠然とした孤独については、仲間の存在が大きな支えになります。
Twitter・InstagramなどのSNSなら、趣味の合う同年代のLGBT当事者も見つかるのではないでしょうか。
興味がある方は、ハッシュタグを使用して繋がってみるといいかもしれません。
【番外編】そもそも自分がLGBTなのか分からない時は?
セクシャリティについて悩み相談をしてみたいけれど、「自分がLGBTなのかまだ分からない」という方もいらっしゃるでしょう。
でも、それだからといって相談を遠慮する必要はありません。
というのも、LGBTはある日突然はっきり自覚するものではなく、少しずつ違和感を覚えるケースが多いからです。
もちろん、悩んだ結果LGBTじゃなかったという方も大勢いますが、相談窓口でそれを責められることはないはずですよ。
ちなみに、LGBTとひとまとめにすることが多いものの、実際のセクシャリティはもっともっと多様です。
以下の記事では、13種類のセクシャルマイノリティについて解説しているので、もし良ければ参考にしていただければと思います。
yuukipine-lifelog.hatenablog.com
辛い時は遠慮せず電話やチャットで相談を
LGBTだけに限らないことですが、どんな小さな悩みでも、抱え続けるよりは吐き出したほうがいいと私は思っています。
電話でもチャットでもいいので、辛い時は今回のような窓口をぜひ活用してください。
かつて苦しんでいた私からの、ささやかなメッセージでした。
【ご意見・ご感想をコメントにて募集しています。下にスクロールして、「コメントを書く」ボタンから気軽に投稿してください!】