こんにちは、結城ぱいんです。
はじめましての方は、ごあいさつもぜひ覗いてください。
私は、発達障害ゆえに人間関係で壁にぶつかることがしばしばあります。
例えば以前は、人の顔を覚えられないという記事を書きました。
yuukipine-lifelog.hatenablog.com
今回はそんな私の、コミュニケーションに関する話題です。
アスペルガーの私は小さい頃から、周りの人に「あなたの話はつまらない」「会話が続かない」と言われてきました。
どうしてアスペルガーだと会話がつまらなくなってしまうのでしょうか?
今回は自分なりに分析・反省してみた点を書こうと思います。
アスペルガーで会話が続かない・つまらない3つの原因
自分の会話のどこがつまらないのかは、人に聞いてみないと分かりません。
なので、高校時代の信頼できる友人にちょっと相談してみました。
そうすると、3つの原因が見えてきたのです。
①相手の立場に立って会話できない
まず1つ目、相手の立場に立って会話できないこと。
アスペルガーの人はよく「空気を読めない」なんて言われますが、どうやらその特性が原因になっているようです。
例えば、みんなが楽しくりんごについて話しているところで、私はみかんの話を始めてしまうんですね。
しかも、それを延々と語るので、会話が一方的でつまらない…。
今のは流石に極端な例なんですが、こういう傾向は確かにあるのかもしれません。
相手にしてみたら「そんな話聞いてない」と思ってしまうわけですね。
つまり、人を楽しませるような会話ができないんです。
②会話のキャッチボールが成立していない
また、会話のキャッチボールが成立していないということも指摘されました。
「この料理おいしいね」と言われたら「そうだね」と返す。
「今日は寒いね」と言われても「そうだね」と返す。
「昨日のテレビ面白かったね」と言われても「そうだね」と返す…。
私としては「返事ができてるから会話になってるんじゃない?」と思うのですが、どうもこれだとダメみたいです。
友人が言うには「積極的な答えを返さないから会話が続かない」とのこと。
先程の例でいうと、模範解答は順に「おいしいね、久しぶりにこんなの食べた」「寒いね、風邪引きそう」「面白かったね、特にあの芸人が出たところで大爆笑だったよ」みたいな感じらしいです。
言われてみれば確かに、そういった意見交換から話は広がっていくんですよね。
そういうことなら、私の会話がつまらないのも納得です。
ただ、頭では理解できても、すぐ実行するのは難しいものです…。
③そもそも価値観が独特
最後に言われたのが「そもそも価値観が独特すぎる」ということ。
そればかりはどうしようもないとは思うのですが…。
何でもかんでも理屈で考えるので、周りの人はその思考についていけず、会話の時に戸惑うみたいですね。
分かりやすいエピソードが恋愛話をしていた時のことで、彼氏の愚痴を言う友人に「そんなに嫌なら別れたら?」と答えたのが駄目だったんだそうです。
アスペルガーによるものなのか性格なのかは分かりませんが、コンピュータのように0か1で決める思考は、独特といえば独特なのかもしれません。
一応、友人は「そんなところも好きだけどね」と言ってくれました!
アスペルガーが会話を続かせるための3つのルール
これを踏まえ、アスペルガーでもつまらない会話からステップアップし、面白い話をするためのルールを考えてみました。
実際、このルールを意識するようになってから友人との会話が弾むようになったと感じるので、きっと効果はあると思います。
①話す・聞くの割合を同じくらいにする
まず大事なこととして、話す・聞くの割合が同じになるよう気をつけると良さそうだなと思いました。
たとえ的外れな話をしてしまっても、話す・聞くの割合を調整すれば、相手が「延々とつまらない会話に付き合わされている」と感じることはないはずです。
もちろん、話すのが好きな人・聞くのが好きな人など、相手の性格によっても変わってくるところではありますが、この原則を守っていれば大きく失敗することはないでしょう。
②質問に答えてから質問を返す
そして、質問に答えてから質問を返すことにより、会話が比較的スムーズに進みます。
「この料理おいしいね」「おいしいね、あなたもこういうの好きなの?」
「今日は寒いね」「寒かったね、駅まで凍えそうにならなかった?」
「昨日のテレビ面白かったね」「面白かったね、あなたはどの特集が良かったと思う?」
みたいな感じです。
あまりやりすぎると違和感があるかなと思いますが、適度に質問を返すと、会話のキャッチボールが成立しやすい気がします。
③困ったら相手に共感する
どうしても困って会話が続かない時の最終手段は、相手に共感することです。
基本的に、共感されて嫌な思いをする人はいないでしょう。
なので、返答に迷ったら「私もそう思う」と言えばその場はやり過ごせることが多いです。
自分の意見を我慢してまで共感する必要はありませんが、会話が苦手なアスペルガーの方には役立つテクニックではないでしょうか。
アスペルガーでもつまらない会話を卒業するテクニックがある
自分ではちゃんと会話できていると思っても、周りからするとつまらない…これはなかなかショックなものです。
でも、どうして自分の会話がつまらないと言われるのか、その原因を分析したら対策法も見えてきました。
それに、意識して会話をすることによって、以前と比べて初対面の人とも打ち解けやすくなったと感じています。
本来の自分を隠しているような気もするのですが、それ以上に、スムーズな人間関係のためには必要なスキルです。
会話が続かない、コミュニケーションに悩んでいる…そんな方の参考になれば幸いです。
また、今回のように、対人関係に悩みを抱える発達障害の方は多いと思います。
毎日がスムーズになり、生きやすくなるヒントとなる本を以下の記事で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
yuukipine-lifelog.hatenablog.com
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