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ADHDはバイト面接でどう説明したらいい?そもそも隠すべき?

こんにちは、結城ぱいんです。

はじめましての方は、ごあいさつもぜひ覗いてください。

 

私は、精神障害のほか、アスペルガーADHDなどの発達障害を抱えています。

障害があると、日常の様々なシーンで戸惑うことがありますが、そのひとつがバイト面接です。

面接では、障害があることをどのように伝えればいいのでしょうか?

それとも、そもそも隠しておいたほうがいいのでしょうか?

 

この記事では、ADHDの方がバイト面接の際に障害をどう説明したらいいかを考えていこうと思います。

 

ADHDの人が仕事で困ること

 

ADHDは、不注意、多動性、衝動性の3つの症状が特徴です。

仕事においては、以下のような困りごとが生じる可能性があります。

 

  • ミスが多い
  • 締め切りを守れない
  • 集中力が続かない
  • 指示を聞き間違える
  • 周囲とトラブルになる

 

しかし、これらの困りごとは、周りの人に理解してもらうことである程度克服することができるのも事実です。

そのため、バイト先に障害について知っておいてもらうのは、安心して働くためのひとつの手段でもあります。

 

 ADHDは面接でどう説明する?


面接でADHDを説明するかどうかは、状況によって判断する必要があります。

 

障害に詳しくない人にも分かりやすく説明する

 

障害について面接で説明する場合、障害に詳しくない人にも分かりやすい言葉を使う必要があります

近年、ADHDについての世間の理解は高まりつつありますが、それでもやはり、まだまだ不十分な部分は多いです。

 

そのため、たとえば「不注意や多動性があります」といった説明では理解してもらえない可能性が高いでしょう。

説明する際は、以下のようなことに注意しましょう。

 

  • 専門用語は避け、分かりやすい言葉で説明する
  • 具体的なエピソードを交えて説明する
  • 症状が仕事にどのような影響を与えるのかを説明する

 

「私はADHDという発達障害を持っています。集中力が続かないことがありますので、メモを取ったり、タイマーを活用したりして対策しています。また、周囲からの指示を聞き間違えることがあるため、確認を怠らないようにしています。」

このような説明をすることで、相手に障害について理解してもらいやすくなるはずです。

 

自分なりに対策していることを伝える

 

症状を克服するために、どのような努力をしているのかを伝えることも大切です。

障害によるデメリットばかりでは、雇用する側も不安に思ってしまうからです。

 

「ミスが多いという特性に対して、チェックリストを作成して確認するようにしています。また、集中力が途切れた時は、席を離れて気分転換をするようにしています。」

このように伝えれば、自分なりに障害と向き合って、努力している人というイメージを持ってもらうことができます。

 

強みをアピールする

 

ADHDの症状によっては、それが逆に強みに繋がっている人もいるのではないでしょうか。

もし、自分にアピールできる長所があれば、積極的に伝えていくといいでしょう。
その際は、ポジティブな表現を使うことが大切です。

 

「私は、新しいことに挑戦することが好きで、好奇心旺盛です。また、周囲の人と協力しながら目標を達成することが得意です。」

ADHDは、マイナス要素ばかりではないということを知ってもらえるといいですね。

 

ADHDはバイト面接の時に隠すべき?


これは持論ですが、ADHDは必ずしもバイト面接の時に隠す必要はないと思います。

ADHDであるというだけで落とされる職場だとしたら、たとえ障害を隠して働き始めたとしても、遅かれ早かれそこで働き続けるには困難が生まれるでしょう。

また、職種や企業の雰囲気によっては、オープンにした方が良い場合もありますし、隠すことで、必要以上に不安を感じてしまうこともあります。

 

結局、ADHDを面接時に伝えるかどうかの判断基準としては、仕事に支障がないか、企業が理解・対応してくれるかあたりではないでしょうか。

ただし、症状が軽度で、仕事に支障がない場合は、あえて説明する必要はないのも事実です。

企業の雰囲気や採用担当者の反応を見て、説明するか判断するといいでしょう。

 

ADHDは面接時に適切な説明をしよう

 

ADHDは、適切な理解とサポートがあれば、仕事で十分活躍することができます。

面接では、自分の状況と企業の雰囲気を考慮しながら、オープンに説明するか、隠すかを判断しましょう。

必ずしも、隠しておくのが有利とは限りません。

事前に準備をしておくことで、自信を持って面接に臨むことができるので、頭の中で何回か面接の練習をしてみるといいかもしれませんね。

 

向いているアルバイトについては、以前の記事で紹介しているので、もしよければそちらも参考にしてみてください。

 

yuukipine-lifelog.hatenablog.com

 

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