生きづらさの取扱説明書

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ADHDにはどんな症状がある?私の場合の症状4つと試した改善法

こんにちは、結城ぱいんです。

はじめましての方は、ごあいさつもぜひ覗いてください。

 

私には発達障害があり、ADHDアスペルガーと診断されています。

ただ、発達障害と一括りにしても、その症状は人によって様々だそうです。

そこで、今回はADHDとしての私の特性を振り返ってみます。

 

また、困りごとへの自分なりの改善法もご紹介するので、もし似たような症状で悩んでいる方がいらっしゃったら、参考にしていただければと思います。

 

ADHDの主な症状とはどんなもの?

まずは、ADHDの主な症状とはどんなものなのか、あらためて調べてみました。

お医者さんによって若干捉え方に違いがあるようですが、ここでは詳しく解説している病院のサイトから引用します。

 

不注意

-学業・仕事中に不注意な間違いが多い。

-課題や遊びの活動中に、注意を持続することが出来ない

-直接話しかけると聞いていないように見える。

-指示に従えず、業務をやり遂げることが出来ない

-課題や活動を順序立てることがむずかしい

-精神的努力の持続を要する課題を避ける、いやいや行う

-なくし物が多い

-他の刺激によって気が散りやすい

-日々の活動の中で忘れっぽい

多動・衝動性

-手足をそわそわ動かしたり、いすの上でもじもじする

-授業中に席を離れる

-不適切な状況で走り回ったり高いところに登ったりする

-静かに遊べない

-まるでエンジンで動かされているように行動する

-しゃべりすぎる

-質問が終わる前に出し抜けに答えてしまう

-順番を待てない

-他人の邪魔をする

NCNP病院

 

ADHDの方全員にこれらの症状が全て当てはまるとは限りませんが、私はこれを読みながら「あるある」と頷いてしまいました。

 

とはいえ、強く自覚する症状もあれば、「最近は改善してきたな」「あまり困ってないな」という症状もあります

やっぱり人によるんですね…。

 

Check!

ADHDの主な症状は不注意・多動・衝動性!
ただし人によって困りごとの内容は違う!

 

私が自覚しているADHDの症状4つ

 

さて、このようにADHDには様々な症状がありますが、私が特に困っている症状は以下の4つです。

 

  • なくし物や忘れ物が多い
  • 順序立てて行動することができない
  • 喋りすぎる
  • 衝動的に買い物をしてしまう

 

特になくし物や忘れ物が酷くて、以前カフェにパソコンを置き忘れてきたことがあるほどです。

スマホならまだ分かりますが、パソコンです。

何をどうしたらパソコンなど忘れるのか自分でも謎なのですが、ともかく無事に返ってきて安心しました。

 

この傾向は小学生の頃からあったので、よく親や先生に叱られていたのを覚えています。

他の症状も、日常生活で困ることばかりです。

 

ADHDの症状から来る困りごとを私なりに改善してみた

 

私の場合、ADHDの症状は、ストラテラという薬を服用することにより軽くなりました。

それでも、やっぱり困ることはまだ多いです。

どんな症状でも治してくれる万能薬だったら良かったんですけどね…。

 

薬だけでは解決しないと分かったので、自分なりに症状とうまく付き合う必要性を感じました

ここでは、私が試して改善できたと感じた方法を紹介するので、同じような症状で困りごとがある方は参考にしてみてください。

 

①なくし物や忘れ物=大事なものは手に持たない

 

まず、なくし物や忘れ物が多いという症状については、大事なものを手に持たないよう意識することで対処しています。

特にスマホや財布。

使うときはもちろん手に取りますが、用事が済んだら必ずポケットや鞄の中にしまうようにするのです。

 

一度「しまう」という癖をつけると、自然にできるようになるのでおすすめです。

それと、鞄についても、手提げを持つのはやめにしました。

リュックやボディバッグなど、常に身につけるタイプのものにしておくと、うっかりどこかに置いてしまうことがありません。

 

②順序立てて行動=ToDoリストを活用する

 

順序立てて行動できないのも大きな困りごとですが、これについてはToDoリストを活用して何とか克服しました

毎朝、その日の用事をメモアプリに書き出し、優先順位を振るようにします。

やらないと人に迷惑がかかるものや、期限の近いものは優先順位を高く。

単なる自分の趣味や、今すぐでなくてもいいものは優先順位を低く。

こうすることで、自然と行動の順序が決まります

 

急な用事が入った場合は対応できませんが、昔と比べたらスムーズに1日を過ごせるようになりました。

 

③喋りすぎ=「話す」と「聞く」の割合を半分ずつに

 

喋りすぎる症状については、自分自身は別に困らないのですが、周りに迷惑をかけてしまいます。

そして、迷惑をかけ続けるとやがて孤立するでしょう。

それに、喋りすぎって言われても、どんなレベルからが迷惑なのか分からないんですよね…。

 

そこで、私は目安として「話す」と「聞く」の割合を半分ずつにするように意識しています

相手によって多少この割合は変わりますが、大きく外れなければスムーズに話ができるはずです。

 

なお、私が試している会話のコツについては、以下の記事で詳しく書いています。

主にアスペルガーの方に向けての話ですが、ADHDの方にも参考にしていただける点はあるかもしれません。

 

yuukipine-lifelog.hatenablog.com

 

④衝動的な買い物=我慢できない時は100均へ

 

最後に、私は衝動性の症状として、買い物をたくさんしてしまうことがあります。
気になるものがあると欲しくて仕方なくなって、買うとスッキリするんですね。

でも、私は数年前、それでクレジットカードの請求額がとんでもないことになってしまいました

 

それ以来、衝動買いをしないよう努力してきたのですが、買い物を我慢するのも時にはストレスがたまります。

なので今は、どうしても買い物がしたくなったら100均へ行くことで出費を抑えています

 

本当は衝動買いなんてしないで済むのが一番なのですが、どうしても症状がなくならないときは、それによる被害をなるべく小さくする改善方法が合うと思いました。

 

ADHDの症状による困りごとにはライフハック本もおすすめ

 

ADHDの症状や、それから来る困りごとに関して、私の場合は自分なりに解決策を見つけることで対処してきました。

しかし、最近では発達障害の方向けのライフハック本が市販されています

 

例えば、以下のような本を見てみてください。

 

「マンガでわかる 大人のADHDコントロールガイド」は、ADHDの特性を持つ人が生活でのトラブルを回避するためにどうしたらいいか、そのためのコツやアドバイスを医師が解説する本です。

 

このように、発達障害があっても日常生活を送りやすくするためのライフハック本は多々あります。

本に頼りながら、自分にちょうどいい生活のコツを掴んでいくのも、ひとつの手段だと思います。

 

ADHDをはじめとする発達障害の方向けの本は、別の記事で詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

 

yuukipine-lifelog.hatenablog.com

 

どんな症状とも付き合いながら困りごとを改善することが重要

 

私はADHDによって、困った症状がたくさんあります。

それらの症状は薬で多少は良くなりましたが、完全になくすことはできませんでした。

 

ただ、だからといって自分を責めないことと、どんな困りごとも改善を諦めないことが大事だと思っています。

お医者さんやカウンセラーさんと相談して、自分にどんな症状があるかを知り、生活しやすくなる工夫をすれば楽になるはずです。

 

私は今後も、ADHDの自分の症状を受け入れつつ、生活を改善する方法を模索していくつもりです。

 

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