生きづらさの取扱説明書

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発達障害で努力できない…そんな人のための改善方法5つ

こんにちは、結城ぱいんです。

はじめましての方は、ごあいさつもぜひ覗いてください。

 

発達障害があると、頑張りたいという気持ち自体はあっても、なかなか実行に移せないことがあります。

私自身そのタイプで、努力できない自分に対して嫌気が差していました。

しかし、努力できない原因について深掘りしてみることによって、少しずつ前に進めるようになった気がします。

 

ここでは、発達障害があってなかなか努力できない人に向けて、改善方法をご紹介します。

 

発達障害で努力できない原因は?

 

発達障害の人が努力できないのは、認知機能の偏りや、感覚の特性、そして独特のこだわりによるものだと私は考えています。

順番に見ていきましょう。

 

認知機能の偏り

 

発達障害の人は、注意力や記憶力、判断力などの認知機能が、一般の人とは異なる傾向があります。

特に、集中力に関しては、困難を感じている方も多いのではないでしょうか。

そのため、勉強や仕事などの努力が続かなかったり、目標を達成するのが難しかったりします。

これは怠けているせいではないので、自分を責めないことが大事だと思います。

 

感覚過敏や感覚鈍麻

 

発達障害があると、音や光、匂いなどの感覚に対して過敏になったり、逆に刺激に鈍くなってしまったりします

そのため、周囲の環境に影響されやすく、集中力が続かなかったり、気持ちが落ち込んだりしやすくなります。

さまざまな感覚を、自分の中でどうコントロールするかが鍵です。

 

こだわり

 

発達障害特にアスペルガー症候群を持っている方は、特定の物事や考え方にこだわりを持つことがあります

私は、極端な完璧主義者なので、完璧でなくなると途端に頑張る気力がなくなってしまうことが多いです。

このように、自分のこだわりを曲げることができないために、努力を継続するのが難しい場合もあります。

 

努力できない原因に応じた改善方法

 

発達障害で努力できない原因を理解した上で、私はその原因に応じた対策方法を取るように心がけています。

その一例をご紹介します。

 

認知機能の偏りを補う

 

私の場合、認知機能の偏りは、主にADHDによるものです。

その偏りを補うために、以下の方法を試してみると、少しずつ改善してきたように思います。

 

  • メモやスケジュール帳を活用して、忘れ物を減らす
  • 目標を小さく区切って、達成しやすいようにする
  • 苦手なことは、得意な人や専門家に頼る

 

自分自身がどれだけ「頑張りたい」と思っていても、障害があると、その気持ちだけではうまく行かないことが多いです。

努力できるようになるための、仕組みづくりが大切です。

 

感覚過敏や感覚鈍麻を緩和する

 

感覚過敏や感覚鈍麻を緩和することができれば、自分のタスクに集中しやすくなります。

具体的には、以下のような方法を試してみましょう。

 

  • カーテンで眩しい光を遮断する
  • イヤホンやヘッドホンで騒音を遮断する
  • マッサージなどで五感を刺激する

 

発達障害がある人は、自分にとって心地よい環境づくりをすることが大切です。

光や音などの刺激については、不快な分は思い切って遮断して、落ち着くレベルに抑えましょう。

騒音をするイヤーマフというアイテムなどがあります。

 

 

ヘッドホンを付けて、かわりに好きな音楽を流すのがおすすめです。

また、感覚鈍麻がある人は、マッサージなどで手や足を刺激することでリラックスできるようになるかもしれません。

 

こだわりをコントロールする

 

アスペルガーの傾向が強い人は、自分のこだわりを上手にコントロールしていきましょう。

 

  • 自分のこだわりに気づき、客観的に見る
  • こだわりを優先する状況と、優先しない状況を決める
  • こだわりを叶えられる方法を探す

 

やるべきことがあるのに、こだわりのせいで先に進まないときは、どちらを優先すべきかを決める必要があります。

必ずしも、やるべきことだけを優先する必要はありませんが、こだわりに対して自分の中で折り合いをつけることで物事が進めやすくなるはずです。

 

努力できるようになるために大事なこと

 

発達障害で努力できない人が、自分自身を変えるためには、無理のない範囲で前進することが大切です。

 

勉強や仕事のやり方を工夫する

 

勉強や仕事のやり方を工夫することで、努力を継続しやすくなります。

例えば、勉強は短時間で集中して行う、仕事はタスクを細分化して行うなど、自分に合ったやり方を探してみるといいですね。

 

適切な支援を受ける

 

発達障害の特性や改善方法については、医師やカウンセラーなど、専門家に相談することも大切です。

適切な支援を受けることで、努力しやすくなるでしょう。

 

自分を責めない

 

発達障害で努力できないからといって、自分を責めないようにしましょう。

努力が難しいのは、発達障害の特性によるものが大きいです。

決して、怠けや甘えではありません。

自分に合った方法で、少しずつ改善を目指しましょう。

 

小さな目標を達成する

 

大きな目標を達成しようとすると、挫折しやすくなります。

まずは、小さな目標を達成することで、自信をつけましょう。

 

失敗を恐れない

 

努力しても失敗することはあります。

しかし、失敗を過度に恐れてしまうと、いつまで経っても前に進むことができません。
たとえ失敗してしまったとしても、自分のせいだと思わず、ポジティブな捉え方をしましょう

 

発達障害で努力できない人は特性に応じて改善しよう

 

発達障害で努力できないからといって、何もかもを諦めてしまう必要はありません。

自分の特性や努力できない原因を理解し、適切な改善方法を試すことで、徐々に前に進んでいくことができるはずです。

自分を責めず、小さな目標を達成しながら、無理のない範囲で頑張っていけるといいですね。

 

以下のように、特性に応じた生き方をするために、参考になる本もあります。

ぜひチェックしてみてください。

 

yuukipine-lifelog.hatenablog.com

 

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