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ADHDは自力で克服できる?克服のコツと困ったときの対処法について

こんにちは、結城ぱいんです。

はじめましての方は、ごあいさつもぜひ覗いてください。

 

私は発達障害を抱えていて、ADHDアスペルガー症候群と診断されています。

同じく発達障害に悩んでいる方の中には、自力で障害を克服できるのだろうかと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、ADHDを自力で克服することについて、私なりの考えを書いていこうと思います。

 

ADHDが自力で克服できるかは人による

 

近年、ADHD(注意欠如・多動症)は大人も発症することが広く知られるようになりました。

しかし、「自力で克服できるものなのだろうか?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

 

結論から言うと、ADHDが自力で克服できるかどうかは人によって異なると私は思います。

症状の程度や環境、本人の性格などによって、克服の難易度は大きく変わってくるからです。

 

軽度の場合であれば、生活習慣の改善や環境調整だけで症状をコントロールできる人もいるでしょう。

実際、私の周りには、ADHDの傾向を指摘されたものの、福祉や医療に頼ることなく普通に社会人として暮らしている人もいます。

一方、中度から重度の場合は、薬物療法やカウンセリングなどの専門的なサポートが必要になるケースもあります。

 

いずれにせよ、大切なのは、自分の特性を理解し、自分に合った克服方法を見つけることではないでしょうか。

 

ADHDを克服するコツ


ここでは、ADHDを克服するためのコツをいくつかご紹介します。

ADHDは必ずしも自力だけで克服できるとは限りませんが、自分の工夫で改善できる部分があるのも事実なので、参考にしてみてください。

 

自分の苦手なことが何かを把握する

まずは、自分の苦手なことが何かを把握することが大切です。

ADHDには、さまざまな症状があります。

 

  • 注意散漫になりやすい
  • 集中力が続かない
  • 忘れ物が多い
  • 衝動的に行動してしまう
  • 整理整頓が苦手

 

しかし、ADHDだからといって、すべての症状が当てはまるとは限らないでしょう。

そこで、自分の苦手なことを把握することで、その苦手さをカバーするための対策を立てることができます

 

必要に応じて周りに助けを求められるようになる

 

ADHDを克服するには、周囲の人の理解と協力を得ることが重要です。

自分の家族や友人、職場の上司などに、ADHDについて理解してもらい、困っていることを伝えるようにしましょう。

また、SNSなどでADHDの当事者どうしで交流するのもおすすめです。

同じ悩みを持つ人と交流することで、情報交換をしたり、励ましを得ることができますよ。

 

気合いや努力ではなく仕組みづくりで問題を解決する

 

ADHDの人は、気合いや努力だけで問題を解決しようとすると、逆効果になることがあります

なぜなら、ADHDの症状は脳の機能の違いによるものだからです。

そのため、たとえば「忘れ物をしないよう意識しよう」と気持ちだけでどれだけ頑張っても、なかなかうまくいかないことも多いというのが現実です。

 

大切なのは、仕組みづくりで問題を解決することです。

例えば、忘れ物を防ぐためには、ToDoリストを活用する、持ち物を決まった場所に置くといった対策が有効です。

 

このあたりの仕組みづくりに関しては、過去の記事で紹介しているので、もしよければ読んでいただければと思います。

 

yuukipine-lifelog.hatenablog.com

 

yuukipine-lifelog.hatenablog.com

 

自分の長所を伸ばす

 

ADHDには、短所だけでなく長所もたくさんあります。

ADHDの長所としてよく挙げられるのは、以下のような特性です。

 

  • 創造性が高い
  • エネルギッシュ
  • 行動力がある
  • 好奇心旺盛
  • ユーモアセンスがある

 

ほかにも、自分だけの得意分野を持っている方は多いでしょう。

自分の長所を活かせる仕事や趣味を見つけることで、自信につながり、自己肯定感を高めることが可能です。

 

Check!

ADHDを克服するには自分に合った方法を見つける!

 

ADHDを克服するには医療に頼ってもいい


ADHDを克服するのは大切なことですが、それは必ずしも自力だけで行う必要はありません

症状が重度の場合は、精神科や心療内科を受診し、薬物療法やカウンセリングなどの専門的なサポートを受けることが有効です。

 

薬物療法

 

薬物療法は、脳の機能を調整することで、症状を改善することができます。

 

ADHDに対して保険適応のある薬は、2022年5月現在、下に挙げる4つです(日本で発売された順)。

メチルフェニデートコンサータ®)
アトモキセチン(ストラテラ®)
グアンファシン(インチュニブ®)
リスデキサンフェタミンメシル酸塩(ビバンセ®)

筑西いけだクリニック

 

薬は、人によって合う・合わないがあるので、主治医と相談しつつ、必要に応じて上手に活用していけるといいですね。

私は、ストラテラを服用しています。

 

カウンセリング

 

カウンセリングでは、ADHDについて理解を深め、自分自身と向き合うための方法を学ぶことができます。

薬での治療には抵抗があるという方にも、カウンセリングはおすすめです。

カウンセラーさんと話しながら自分の特性を掘り下げるうちに、自力での克服方法も見えてくることがあります。

 

ADHDは必ずしも自力だけで克服する必要はない

 

ADHDは、自力で克服できる場合もあれば、医療に頼る必要がある場合もあります。

大切なのは、自分の特性を理解し、自分に合った方法を見つけることです。

一人で抱え込まず、周囲の人に助けを求めたり、医療機関を受診したりしながら、自分らしく生活できるよう工夫していきましょう。

 

また、発達障害の克服に役立つ本もあります。

日常生活で困ったことがあったときに、どのように対処すればいいかというアドバイスが書かれているので、そのような本を活用するのもいいですね。

 

 

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