こんにちは、結城ぱいんです。
はじめましての方は、ごあいさつもぜひ覗いてください。
高校生の頃からなので、かれこれ10年以上になります。
そんな中で感じるのが「精神科は異常者が行くところ」「怖い場所なのではないか」というイメージです。
この記事では、精神科が実際にどんなところなのかをお話していきます。
精神科とはどんなところ?
精神科は、心の病気を診断・治療する専門医療機関です。
クリニックによって対応している病気は違いますが、具体的には、以下のような症状を扱います。
精神科医は、これらの症状の原因を診断し、適切な治療法を提案してくれます。
また、街でよく見かける心療内科クリニックなども、精神科と近い領域を扱っています。
精神科は決して、日常生活と関係のない病院ではないのです。
精神科で行う検査・治療
それでは、精神科ではどのような検査や治療をするのでしょうか?
参考になるページが厚生労働省のサイトにあったので、引用します。
精神科など、こころの病気を診る病院では薬物療法や面談、各種の心理療法(カウンセリング)を行うのが一般的です。薬の処方は医師が行いますが、心理療法については、カウンセラーが担当することもあります。
ほかにも、同じような病状の方のグループで話しあいをする集団精神療法、家族を交えて話しあいをする家族療法、仲間と一緒にレクリエーションや創作活動を行う作業療法など様々な治療法があります。また、こうした治療法を組み合わせたプログラムを提供するデイ・ケアとよばれる外来施設を持っている医療機関もあります。
精神科で行う検査としては、問診、心理検査、身体検査などがあります。
問診では、患者さんの症状や病歴について詳しく聞き取ります。
心理検査では、知能や性格、思考力などを調べます。
身体検査では、身体的な病気による症状ではないことを確認します。
自分自身、このような一連の検査を受けたので、初回の診療のときはかなり時間がかかったのを覚えています。
また、精神科で行われる治療法としては、先ほど引用した厚生労働省の説明にあるように、薬物療法や心理療法があります。
私は、薬物療法として抗うつ薬や気分安定薬を処方されています。
また、カウンセリングも受けています。
ほかに、必要に応じて生活指導が行われることがあります。
生活指導では、睡眠・食事・運動などの生活習慣についてアドバイスを受けることができます。
精神科は怖いところ?
精神科と聞くと、なんとなく怖いイメージを抱かれる方も多いのではないでしょうか。
実際、数十年前は「異常者の行く場所」として認識されていたと思います。
しかし、実際には精神科は、心の病気を治療する専門医療機関であり、患者さんに寄り添い、治療をサポートしてくれる場所です。
精神科医との初診は緊張するかもしれません。
しかし、医師は患者さんの話を親身に聞いてくれるので、安心して相談することができます。
また、精神科によっては、同じ症状を抱える患者さん同士が交流できるグループセラピーなどもあります。
心の不調に悩んでいる場合は、一人で抱え込まずに、精神科を受診することが大切です。
精神科と心療内科の違いについて
精神科と心療内科は、似た領域を扱いますが、別の診療科です。
私自身、精神科と心療内科の厳密な違いについてこれまで知らなかったので、調べてみました。
「心療内科」は様々なストレスが要因で、身体に症状が現れる症状を扱う診療科です。吐き気や頭痛、強い動悸が続く、下痢・腹痛、血圧が高くなる、ぜんそくなどの身体の不調の背景に、心理的なきっかけやストレスが思い当たる時は心療内科が専門となります。
身体の不調で専門科を受診したのに検査結果に異常が認められない場合に、心療内科へ相談することで、つらい症状の治療につながるケースもあります。
心療内科は「内科」となっている通り、心の不調が原因で現れた体の症状を扱うとのことです。
心療内科と精神科を併設しているクリニックも多いので、どちらを受診するか迷うときは、そのようなクリニックをあたってみるといいかもしれませんね。
精神科がどんなところか分かれば受診は怖くない
精神科は、心の病気を診断・治療する専門医療機関です。
怖いイメージを抱かれる方も多いかもしれませんが、実際には患者さんに寄り添い、治療をサポートしてくれます。
心の病気に悩んでいる場合は、気軽に精神科に相談してみてもいいのではないでしょうか。
精神科での入院の様子については、別の記事で書いているので、良ければそちらも参考にしてみてください。
yuukipine-lifelog.hatenablog.com
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